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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

世界最古の神殿

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人類史を変える大発見がされた。
トルコ東南部のシャンルウルファ、その北東12キロ地点に「ギョベクリテペ」遺跡が見つかった。2018年に世界遺産に登録されたが、その構造物の年代が、なんと1万2千年前、日本で言うところの縄文時代の早期に当たるのだ。
現在見つかっているのは、旧大陸であればマルタ島の古代遺跡が6500年前、新大陸であれば、ペルー周辺の5500年~6000千年前の神殿跡。そのほとんどに足を踏み入れ、自分で感じてきたが、なんとその倍の1万2000年前なんて。まさにムーやアトランティスまで遡ってしまっているのだ。
「そこには、一体何があるのか?」 
それを今回自分の目で確かめに来た。シャンルウルファの宿に荷をおろし、すぐにタクシーを捕まえて現場へ。んもう、体
がうずうずして仕方ないのだ。
ものの20分ほどで到着し、長い山道を登っていくと、遺跡のマウンドが見えてきた。
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「ギョベクリテペ」とは、トルコ語で太鼓腹の丘を意味する。その大きくえぐられたような遺跡をのぞき込むと、そこには12本の巨大なT字型の建造基部が、円形を描くようにして埋められていた。
「これが1万2000年前の建造物???」
でも最新の科学的測定法を使っているので、ほぼ間違いはない。遺跡を見る楽しさ、それは写真を見ているだけでは、動画を観察するだけでは、決して分からない。だって、分からないことがあれば、目の前の遺跡自体に聞いてみれば良いのだから。
あまりに重大な真実が岩壁から、動物をかたどった彫刻から響いてくる。
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おおむかし、この世界は・・・・
考古学って、文化風習って、人類って、なんて面白いんだろう。僕は砂地の大地に座り込み、そこの声に耳を澄ませた。
             ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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