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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

中川大佐

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ペリリュー島には、いくつもの美しき語が紡がれた地。
その中心となったのが、熊本出身の武人、「中川洲男(なかがわくにお)大佐」だ。
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日本軍1万人に対し、アメリカ軍は4万5千人。火器の差は100倍もある劣勢の中、ペリリュー島の住民は、中川大佐へ共に戦いたいと懇願した。
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だが、「帝国軍人が土人と共に戦えるか」と一喝、島民は落胆し、船でパラオ本土まで運ばれることに。もう泳いで戻るのは難しくなった頃、中川大佐や日本兵たちがジャングルから浜辺に姿を見せ、笑顔で手を振って見送った。
「自分たちの命を救うために・・・」
第二次世界大戦で最激戦区となったペリリュー島は、島の住人の死亡者ゼロという奇跡の戦いの場でもあった。
大佐の墓碑に、こう刻まれている。
「人は憎しみでもっては戦えない。愛のために戦うのである」
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僕はこの島で散った日本軍、そしてアメリカ軍の両英霊に手を合わせに来た。
              ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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