フィッツロイ朝焼け2010-01-30 Sat 07:00
![]() 禊を終えたのか、昨日の雨も上がり、朝からラピスラズリ色の空が広がった。 チャルテン村の向こうに、天空を突くように聳えるフィッツロイ。 早朝6時を過ぎると、まずは上空のたなびく雲に光が当たり始めた。 ![]() 透明感あるピンク色に、うっとりしてしまう。 上空はかなりの強風が吹いているのだろう。レンズ雲は風の強さを教えてくれるバロメーターでもある。 ![]() どんどん雲に当たり、フィッツロイの山頂にも朝日が降臨した。 ![]() 一体この13年の間に、フィッツロイの朝焼けにどれだけカメラを向けただろう。 その度ごとに、違う焼け方をするこの聖なる山に、どれだけ通ったのだろう。 その数を数えるほど、自分がフィッツロイに生かされていたことを知る。 ![]() 朝日は上空に浮かぶ雲の全てを焦がし、深紅の世界を作り上げてゆく。 ![]() 燃える、燃える。 ![]() そして神々しいフィッツロイの朝焼けが終わると、今度は黄金色に変化する。 ![]() 流れる雲とは対照的に、常にそこに鎮座するフィッツロイに、僕は何度も涙した。 ![]() 「今日も姿を見せて頂き、有難うございます」 「氷河隊の皆さんも、喜んでくれました。いつもいつも支えて頂き感謝します」 やっぱり、涙がこぼれおちる。 チャルテン村を後ろ髪ひかれながら後にする。 どんどん遠ざかるけれど、その偉大さは増してゆく尖峰だった。 ![]() ひろちゃんとガッツポーズ。今年も良い旅になりました。 ![]() 行きには見えなかった、ビエドマ湖越しのフィッツロイ山群とパタゴニアらしい芸術的な雲。 ![]() 自然の奥深さに、僕は頭を垂れた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
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