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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

国境問題

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『人生とは、何かを計画しているときに起きてしまう、別の出来事』。
アラスカのブッシュパイロット、シリア・ハンターの言葉が、今ほど心に沁みることはない。
Facebookに上がってくる、1年前、2年前の写真を見るたび、あぁ、そんなところに行っていたんだと胸が締め付けられる。
「今が過去最高の楽しさ」を信条に生きてきたので、まさかこんな時代が来るなんて。コロナウィルスによって、国外への扉が閉ざされ、世界への翼がもがれるなんて、思ってもみなかった。
それにしても、昨日の本田圭佑の言葉は、良かったなぁ。
「日本ほどアーティストや俳優やアスリートなどが政治のこと話さない国はない。経済もそうやけど、もっと話そう。あなたの国のことだ!。有名人が経済や政治について話すと、『余計なこと言わずに本業に集中しろ!』って、まずはこれを日本で禁句ワードにしよう」
そう、どうして政府がこれほど後手後手に回っているのかは、ここに尽きるのではないかな? 日本国民自体が、政治のことに思考停止な方々が多いからこそ、国民も政治家も責任転嫁する人が多くなっているのかもしれない。
本田の意見に賛同して、僕も一言。
「政治について意見すると、それなら政治家になってやってみれば良いじゃん」と。これも禁句ワードにして欲しい。そもそも政治家は政をする代表にしか過ぎない。国を作っていくのは、あくまで国民であり、その多様性だ。政治家にならない限り、政治を語ってはいけなくなれば、まさに政治家だけが決めていく世界になり、国民は思考停止にならざるを得ないのだ。
というわけで、これからの政治の流れを書かせてもらおうかな。
まず、最近多くの意見を求められるのが、5月6日に非常事態宣言は解除されるのか? 
これは世界の情勢や今の現状を鑑みれば不可能。解除されることはない。首都圏に非常事態宣言が出されてから、3週間経ったが、感覚としてはようやくスタートラインに立った感じ。政府としては、一気に一カ月後の6月6日まで伸ばしたいが、国民に与えるインパクトの強さを考慮し、最初は5月24日(日)まで、次は6月7日(日)までと約2週間ずつ伸ばしていくだろう。可能性は低いが、切りの良いところで5月17日(日)、5月31日(日)と刻んでくるかもしれない。そして、6月8日(または6月1日)から、現在のドイツやオーストリアのように、少しずつ規制を緩めていくのだろう。
さて、問題の核心へ。諸外国の国境はいつ開くのだろう。僕はミニマムで2年先と考える。
今は国内にしか目を向けてない方が多いので、目線をずらし外国から日本を見てみようか。
「どうやったら日本からの観光客を受け入れるようになりますか?」
検温し、簡易検査をして、大丈夫なら誰でも入国させてくれる? 答えはNOだ。
まず日本国としてPCR検査を今の100~200倍くらいして、陽性率(検査した人数に対しての陽性者数)を7%以下に下げ、日々の感染者数が1桁、またはゼロになるまでは、他国が国境を開けることは無いのだ。医療施設が脆弱な島々は、更に時間がかかり、世界の国境が正常化するには軽く3年はかかるだろう。もしかしたら、時代は逆行し、コロナ終息後の世界は、滞在ビザの事前取得が義務化されるかもしれない。
がっくり肩を落とす方もいるだろうが、これが今現状を考慮した未来予想図だ。
僕は100歳の誕生日まで生きると決めているが、国連加盟国193カ国のすべてに足を踏み入れることを一つの目標に掲げている。現在の渡航先は150カ国なので、残りは43カ国。本当は50歳になるまでに終わらせる予定だったが、ちょっと伸びそうだ。そうだ、イケイケの55歳の誕生日に193カ国目に足を踏み入れようかな。
「人生とは、何かを計画しているときに起きてしまう、別の出来事」。
何が起ころうと、自分で考え、自身でご機嫌を取り、周りと一緒に笑いながら生きていきたいと思う。皆様、明るい未来を想像しながら、笑っている自分を思い描きながら、今日も楽しく生きましょう。
                 ノムラテツヤ拝
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