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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

立ち位置

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プロの写真家とは、「自然が最も美しい瞬間に立ち会い続けること」と何度も綴った。
カムイミンタラで幽玄な大雪山系を歩き、コマクサにレンズを向け、ナキウサギを追った。辺境、秘境、そして脱三密、それが僕の撮影地だったことに、ハッとした。
現在のコロナ禍の状況を鑑みると、国が発令しなくても、都道府県の知事が非常事態宣言をどんどん出していくのだろう。でも、旭川で聴いた話が忘れられない。
「人口33万人の町だけれど、コロナは16名だけでね」。
岩手にしては、ようやく2名罹患者が出たところ。つまりクラスターが起こっている場所とまったく平穏な場所が、細長い日本に同居しているのだ。だからこの先は、地域、地域で
協力してブロックしていくのが、第二波以降の常識となる。
僕は? といえば、気付いてしまった。
非常事態宣言の外でしばらく滞在し、自分を見つめ直したら、僕はいつも通り、秘境、辺境、脱三密で撮影すれば良いのだと。北海道が非常事態宣言を発令したら、もちろん従うが、それまでは、3か月間のリハビリを兼ねて、知床の美を追求したいと思う。
                ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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