ルーチョの心2010-02-20 Sat 07:00
![]() シパン王の墓が見つかったときは夕闇に包まれ、このまま続行するかどうかの決断を迫られた。アルバ先生が明日の朝から発掘することを決め、見張りを数人たて、皆、家へ戻った。あの夜が、僕の人生で最も長い夜になった。 こんな痺れる話をルーチョはしてくれる。 カッコいい。アルバ先生の右腕として働き、あの世紀の大発見と言われた現場に彼もいたという事実。 それをシパン王墓の現場で聴ける幸せを想った。 王家の谷には今もアルガロボが茂り、昔の風景を想像させる。 ![]() ルーチョとひろちゃんを先頭に、隊員も歩く。 ![]() 汗が噴き出て、体が火照ってきたところで、ルーチョのレストランへ。 今日は、特別のルーチョの奥様が僕たちのためだけにカブリートを作ってくれるのだ。 ![]() 竹の屋根に葦がひかれ、何ともペルーらしい。 まずはサメのセビーチェから始まる。 ![]() そしてカレーとデミグラスソースの中間のような汁で煮込まれたカブリートが出てきた。 ![]() カブリート隊と言うからには、3回は食べなければ。予定通り、これがラストのカブリートとなった。 近くの白いワンちゃんが、僕たちの食べる様子を窺いにきた。 ![]() ほんの2カ月前に、新たなお墓が発掘された。指揮をしたのはもちろんルーチョ。 ![]() 「何か黄金以外で変わったものは出土しましたか?」 「ふくろうの土器が出たよ。もしもブラックマーケットに出たら300万くらいで取引きされる品です」 写真で見せてもらうそのフクロウは軍神のために作られたのか、はたまた別の意味で作られたのか、興味が尽きることはない。 希望者にはルーチョの最新刊に、サインを入れてもらい、大満足。 ![]() ルーチョとハグして分かれ、僕たちはそのままチクラヨの空港へ。 飛ぶこと1時間10分で、ホームグラウンドのリマへ戻ってきた。 ![]() ただし、リマは通常のホテルではなく、ちょっと趣向を変えた宿で予約をとってある。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
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