モナの森講演会20202020-08-19 Wed 15:40
![]() 僕が10歳の時、いつか会えると思っていた植村直巳さんがこの世を去った。20歳の時、写真の師である星野さんに出逢えたが、その2年後に天へ還られた。この時、僕はハッキリと確信した。どうせ短い人生、もし逢いたい人が出来たら、必ず会いに行こうと。 あれはちょうど3年前だったかな? やすみっちゃんと東京で遊んでいた時に、質問された。 「てっちゃん、中村文昭さんって知ってる?」 「いいえ、どんな方ですか?」 「とにかく熱い漢で、凄い人なんだよ。てっちゃん、絶対に会うと良いよ!」 毎年、僕らは岐阜羽島で、姫(山元加津子)を中心に、犬の小林正樹、猿の阪根博、雉の野村哲也が講演に立ち、学び合いの会を重ねてきた。毎年1名が新たな講師として入ってくれるのだけれど、今年の1名を、僕はお犬様に懇願した。 「中村文昭さんってご存知ですか?」 「もちろん、知ってるよ」 「僕、逢いたいんです。だから今年の講演会に呼んで下さい」 「えっ、でも中村さんってギャラが高いよ。そこにお金を使うと阪根ちゃん大丈夫かな?」 そう、この会はもう20年近く続いているが、とても稀有なシステムで催行される。姫、自分、新たな1名が講演し、もちろん阪根ひろちゃんも登壇する。ペルーの四方山話をしてくれるのだが、なんとその会で集められたギャランティはすべて阪根ひろちゃんに寄付されるのだ。 「分かりました、ちょっとひろちゃんに話してみます」 ペルーに電話すると、すぐに繋がった。 「あのぉ~、今度のかっこちゃんと遊んで学ぼう講演会ですが、中村文昭さんを呼びたいんですよね」 「それで?」 「ギャラが高いみたいで、あなたのギャラが減るかもしれません」 「ダメ」 「えっ?」 「ダメ、あと前から言おうと思っていたんだけれど、お願いだから新たな講師に俺より目立つやつ、派手なヤツを連れてこないでよ」 「なぜです?」 「決まってるだろ、俺が霞んじゃうからだよ」 「・・・・・・・、とにかくダメってことですね」 「そう、ダメ」 電話を切って、何とか希望を通せる道が無いかを考えた。そしてそれは一つしか残っていないと思い至った。中村さんのギャラを無料にすればいい。中村さんが日本で最も敬愛する人、それが赤塚じんじんだと聞いて、一本道は拓けた。 「あのぉ、僕、中村文昭さんに会いたいんですけれど」 「おぅ、てつや、いいぞ。どこにする?」 「やまもっちゃんと遊ぼうの会なんですけれど、じんじんと中村さんに来て欲しくて。でも、残念なことに、2名ともギャラは無しなんです」 「げっ、なんやそれは?」 「僕も姫もみんな無し。貰うのはひろちゃんだけです」 「なるほど、、、分かった。なら一番忙しいだろう文昭くんのスケジュールに皆が合わせるってことでどうだ?」 「はいっ、合わせます、合わせます」。そうやって、日程が10月24日(土)~25日(日)に決まった。 「ひろちゃん、中村文昭さん、無料で来てくれることになったので、良いですよね?」 「今回は特別に許すけれど、てっちゃん、来年からは俺よりも派手なヤツは呼ぶなよ」 皆の気持ちが一つになり、10月の会合が正式に決定。会場も押さえた頃から、世界はコロナ禍に陥った。 「折角だけれど、多分今年は・・・」と主催のお犬さま(小林正樹)から連絡を貰っていたが、逆転満塁ホームランのように、今日「オンライン」での開催が決まった。 阪根大学と講師陣が数人だけかぶるが、何より中村文昭さんを繋げてくれた、やすみっちゃんも赤塚じんじんも来てくれる。御縁とは壮大な網のようなもの。その結び目に大切な人がいてくれるのだ。 10月24日~25日には、モナの森で講師陣が集結(阪根ひろちゃんはペルーから参戦)するので、思いっきり、真っすぐ、中村文昭さんにぶつかりたいと思う。会いたい人がいたら、必ず会うこと。そしてお互いに笑い合うこと。コロナ禍になって、改めて会うという大切さを思い知った。 もし、そんなガチンコ講演会をご覧になりたい方がいらしたら、どうぞ小林さんの方に申し込まれて下さいね。ご縁が良き方向へ繋がっていきますように! ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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