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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

断捨離ルーム

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トーハクの後は、ひでこさんとデート。
山手線の駅で下り、テクテク歩くとバベルの塔のようなタワマンが。
「はーい、どうぞ~」
エレベーターで最上階へ上がると、ひでこさんが笑顔で待っていてくれた。断捨離の祖、ひでこさんの部屋って、どんなものがあって、どんな工夫がされているか興味ありませんか?
室内は、んもう、素敵だった。出来るだけシンプルに、こだわるところには徹底的に。海外の蚤の市などで買ったコビトたちも、ガラス窓の前に並べられればアートになり、鳥かごだって鉢代わりに使える。
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お香立てもよく見ると見ざるのお猿さん。
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そして部屋の白壁には、北斎の富嶽三十六景のような構図で今にも動きだしそうな龍が描かれていた。
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漆の椀や盆が箪笥から出てくるし、
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素敵な酒盃も小気味良く並ぶ。
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こうなってくると、メインリビング以外も見てみたい! 
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洗面所には、ペルーへ一緒に旅したときに買われたチャンカイの土器が、きゃはは、可愛い。
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ひろちゃん喜ぶだろうな。そして累計600万部のベストセラーが産み出されるシンプルな書斎にも惹かれた。
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眼下に見えるのはレインボーブリッジ。
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素敵すぎると舞い上がっていたが、肝心の用事が。
「例のブツを取りにきました」
「あれね」と、キッチンから持ってこられた蓋つきの瓶をあけた瞬間、ボンッとガスの抜ける音が響いた。ワイングラスに並々と注ぐと、シャンパンのような泡が。
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「さぁ、飲んでみて」
「これって、まさにリンゴのシャンパンじゃ、こっちは桃のシャンパン」
「でもアルコールは入ってないのよ」
「これが、ひでこさんが言われていたマンモス菌なんですね?」
「ふふふ、てっちゃんもマンモス菌で腸活しなさい」
マンモス菌という言葉を初めて聞かれた方はどうぞググって下さい。マンモス菌=バシラスF(バチルスフロスト)は、350万年前のマンモスが眠っていた永久凍土から発見された菌。それらに100%ジュースを注ぐと、まるでカスピ海ヨーグルトのように培養され、新たなマンモス菌が永続的に作られる。ひでこさんは、コロナ禍でマンモス菌と出逢い、すこぶる元気になったらしい。ただし、このマンモス菌は少しの振動でブシューっと爆発するので、手渡しじゃないと難しいのだ。
「てっちゃん、時間のある時に家に取りにいらっしゃい」と言われ、今日に至るというわけ。さぁ、ひでこさんから分けてもらったマンモス菌を、大切に育ててみようっと。
               ノムラテツヤ拝
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