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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

博物館

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西都原の博物館は、驚きの事実、美しい言霊で埋められていた。
宮崎は決められた約束の豊穣地。だからこそ、国内でも唯一、南九州には土偶が存在しないという。
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土偶とは、つまり祈りの代替品。雨乞い、疫病終息などを祈り、土偶を割ることで破壊と再生を計る。でも、それらの困ったことが無ければ、土偶そのものが存在しないのだ。
石斧から銅鏡まで、一通り陳列され、最後にハニワが。
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そう、土偶とハニワは違うもの。土偶は破壊されるため、ハニワは埋葬されるために作られる。屋上から外を見れば、100基以上の古墳群が地平線まで見える。そして最後の言葉に、僕は強く打たれた。
人を想うことは素晴らしい。歩く速度は、人を想うことができる。馬を駆ける速度は、風邪に抱かれ自然と一体となれる。しかし、車の速度では、人を思いやることができない。
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西都原遺跡から、生きる大切な幹を教えてもらった。
              ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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