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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

愛の舞い

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コロナ禍での入院でよかったなと思う。
お見舞い禁止、手術日、退院日は家族一人だけ付き添いあり。こんな厳重な時だからこそ、寂しい、せつないという感情が嫌でも浮かんでくる。
昔、長期間一人旅をしていた時、誰かに無性に会いたくなること、声がどうしても聴きたくなることがあった。南米からだと1分300円もしたのに、秒針を見ながら59秒で切ったっけ。今から思うと、それは可愛いらしい時代かもしれない。スカイプやライン、はたまたインターネットによって、世界は無料で繋がり合い、常時誰かと一緒だと安心する。
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でも、こんな風に隔離されると、それは錯覚なのだと分かる。皆、ほんとうは一人、寂しくて、切ないと思う。だからこそ愛する人に逢った時には嬉しいし、一緒に話し続けていたいと思う。
今、もっとも物理的になくなった感覚が、実はコレなんじゃないかな? 昔の恋愛小説のすれ違いや、切ない運命などは、今は事前にスマホで解決出来てしまうわけだから。
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今日は更にタンチョウのダイナミックな愛を。愛する人といることが、こんなに嬉しいことなんだ。生きているって楽しいね、それをこの美しき鶴は、正面から真っすぐ愛の舞いで伝えた。
         ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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