モモンガのマント2021-03-16 Tue 17:00
![]() スルスルと音なく駆け上り、松の実を口に頬張って、マントを広げる。尻尾で舵をとり、巣穴へダイレクトで飛んでくる。目で追えるギリギリの速さだが、何とかこれを撮影できないだろうか? 巣穴から四方に飛び、そこからまた巣穴へ戻ってくる。であれば、四方のどこかの樹へ飛んだ後、その頂き付近から巣穴付近へ帰ってくる線上を狙えばいい。理論的にはあっているが、実際にやってみるとこれがとんでもなく難しい。 モモンガの飛翔風景を撮るのは、奇跡を起こさないと無理だと思い知らされた。1度、2度、3度と見事に失敗。もうそろそろ、モモンガの活動時間も終わりが近づいている。 ひと際見晴らしの良い頂きで、一匹のモモンガが口に抱えきれないほどの松の実をくわえているのが見えた。飛んでくる方向を想像して、その一点にピントを当てる。奇跡は、起きるものではなく、起こすもの。エゾモモンガの飛翔風景が、ファインダーにおさまった。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
コメント |
コメントの投稿 |
|
トラックバック |
| ホーム |
|