絶景世界1122021-07-23 Fri 07:29
![]() 僕は占いとかに、あまり興味がない。当たる、当たらないとかではなく、占いとは統計学なのだから。でも、一つだけ信じている占星術がある。だいぶ前に流行った「動物占い」。 何故って? それは、自分が「狼」だったから。狼は、僕が白熊と共に最も心惹かれる動物。あの「お前など、眼中にない」という瞳に、心の中心を撃ち抜かれる。 アラスカの秋。ブルーベリーがワイン色に紅葉する頃、小高い丘から一匹の狼がまっすぐこちらに歩いてきた。僕は息を殺しながら、ブッシュに身を潜めてカメラで狙う。距離はどんどん縮まり、あと2mというところまで。その時、狼は突然止まり、こちらをジッと見下ろした。あの気高さ、崇高さ、神々しさ。しばらくの間、僕は雰囲気にのまれたのか、声を出すことが出来なかった。目を瞑ると、あの光景がよみがえる。今、この瞬間、アラスカの雪面を、狼は闊歩しているだろうか? あの高潔な瞳で、もう一度見つめられたい。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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