新世界写真482021-12-06 Mon 07:30
![]() ザッザ、ザッザ、足元から氷が弾かれる。 アイゼンの爪をしっかり立てて、急坂を登っていく。 「今年も例の場所はあるかな?」 「もちろん、とっておきの場所に連れていくよ」とガイドのミゲル。 氷河を歩くことなど、人生の中でそう何度も無い。だからこそ、どうしても見て欲しい風景があった。 「ブルーホール」 氷河が前進する途上で、強い太陽光の当たる場所だけが溶ける。そこが小さな湖となり、命の源の色「グレイシャーブルー」が輝くのだ。 氷河水を汲んで、「一杯で一年若返りますよ」と言うと、皆ガブガブ飲み始めたのには笑ったなぁ。 世界150ケ国で多種の水を飲んできたが、僕の中でぶっちぎりナンバーワンなのが、ここの水。 軟水で甘みがあって、後味はふっと消える。この水が1本(500ml)、3000円以上で世界に出荷されているのも理解できた。 さっきまで浮かんでいた雲は消え、紺碧の空に太陽が宝石のように光る。さぁ、更に氷河の奥へ入って行こう。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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