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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

新世界写真54

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地熱活動が盛んな場所には、必ずマッドプールがある。
粘度の高い泥が溜まり、そこに地球の息吹が上がる。
すると、泥は飛び跳ねて、また元へ戻ろうとする。でも、ひとつとして同じ形は無いことに気づく。噴き出して、また新たな型を作り出していくのだ。
「まるで人生だな」としみじみと痛感させられた。
元へ戻ろうとしても、時間が進む限り、僕たちの命も前進する。だからこそ、同じ場所に留まろうとすること自体が無意味なのだ。
僕たちは産まれて死ぬまで、同じ型でいられることは一瞬も無い。であれば、変化を受け入れ、変化し続けることで楽しみを作り出せば良い。
パタゴニアで出逢ったウルスラ婆さんは言っていたっけ。
「体の中に何かを留めようとしたら腐るだけ。この世界は循環。良い物が入ったら、必ず周りへそれ以上に廻すんだよ。そうすれば更なる大きな循環に乗って流れていけるから」
ウルスラ婆さん、最近、少しずつあなたが教えてくれた智慧の意味が感じられるようになってきました。時間を経るとは有難いものですね。
ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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