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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

せごどん

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維新志士には、素敵な漢がたくさんいる。最も人気なのは、やっぱり坂本竜馬かしら?
でも、僕が一番心惹かれるのは、せごどんと呼ばれた西郷隆盛だ。
奄美大島に来た一番の目的は、西郷隆盛が奄美へ2度島流しされた現場をこの目で見たかったから。
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一度目は潜居という形で、安政の大獄により京都から逃れてきた勤皇の僧・月照と入水自殺を図るものの自分だけが死にきれず幕府から身を隠すことが目的。二度目は藩の実権を握っていた国父・久光の命令に背いたための流罪だった。
でも激動のせごどんの人生から考えると、この奄美での時が最も穏やかで幸せな時間だったのだと思う。
西郷隆盛はどんなところにいたのか? それを伝える西郷南洲流謫跡が、龍郷町に在る。
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室内には、敬天愛人の文字が。
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そして生活に使われた品が質素に置かれていた。
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目を瞑り、ここの空気感を感じる。一陣の風が吹き抜けると、物語の始まりだ。
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自然の声に寄り添い、ただ耳を傾ける。そうすれば必ずその大元の主が囁くように教えてくれる。せごどん、僕はやっぱり好きだなぁ。
              ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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