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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

新世界写真66

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「人はどうして祈るのだろう?」
世界最古の神殿遺跡に、なぜ火を焚く場や祈りの場があるのだろう。
そこで人々は何を想っていたのか。衣食住にまつわる願い、家族の健康、それとも神と繋がる祈りだろうか?
最新の脳科学によれば、祈りは、脳の海馬部分を活発にさせるという。記憶を司る大切な海馬、そこが祈りによってオンになるというのだ。
写真はチベットの僧院で祈る一人の女性。マニ車を回し、ひたすら天へ祈りを捧げていた。利他の祈り。誰かが幸せになるための祈り。ふと、ブッタの言葉が脳裏に浮かんだ。
「人生で一番大切なことは、幸せになること。心の底から人々の幸福を願う祈りは、最上の幸福感が得られ、見返りを求めない利他行動こそ、幸福感を永続的なものにする」と説いた。
では、なぜ利他の行動が、幸せに繋がっていくのか?
それを、友人の山元加津子さん(以下、姫と呼ぶ)は、みんなでひとつの命を生きているから、と教えてくれ、付き人の小林さんは、華厳経の奥義「宝珠の網(インドラの網)」を使い、一即多・多即一の世界観を伝えてくれた。
つまり、僕たちの中には全ての世界があり、すべての世界には自分がいるということ。
人それぞれに幸福感はある。でも、その幸福を自分の内部だけに求めている人は、持続的な幸せを手にするのは難しいのかもしれない。だって、世界中の命の中に、自身が写し鏡になっているのだから。
               ノムラテツヤ
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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