fc2ブログ

写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

新世界写真86

86-1.jpg

「次元の扉」がある。
2次元から3次元、3次元から4次元、さらに高次元へと続く境目が。それらは、この世に同時並行で流れている。俗に言うパラレルワールドとして。信じるも、信じないも自由。それは個人の価値観だから。でも僕は、信じる。少なくとも日本中で、いくつもそんな場を体験してきたから。
思い出すだけでも、北から縄文時代の壁画(北海道)、恐山(青森)、月山(山形)、北信五岳と杖突峠(長野)、飛騨の聖域(岐阜県)、伊勢神宮の別社(三重)、延暦寺(滋賀)、鞍馬寺(京都)、高野山(和歌山)、出雲大社と黄泉比良坂(島根)、高千穂(宮崎)、西表島(沖縄)など、数え上げればまだまだ在る。
そこに新たに長崎県が加わるとは。場所は雲仙市のとある神社。深い霧が生き物のように這い、苔むした鳥居が人間を拒むかのように立っていた。手を合わせてくぐると、ご神域となる。足元に気を付けながら上がっていくと、洞穴にI神社が鎮座した。
「縄文以前からの住居跡と推定される」と看板には書いてあるが、そんなものではない。洞穴の祠に入れば、全身の境目が無くなっていくのに気づくだろう。溶けるというのではなく、別の場所へ引っ張られるという感触だ。
僕は「3次元のこの世をこよなく愛しているから、そっちには行けません」と体を引き戻す。すると、急に雨足が強くなり、笹が艶やかに濡れていく。僕はその美しき光景に見とれながら、来た道を戻る。行きには気づかなかった御手洗場で、緑色のハートの石を見つけた。
             ノムラテツヤ拝
ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン人気ブログランキングへのクリックをお願い致します!以下のライオンボタンの上でクリックしてみて下さい。吠えます!
人気ブログランキングへ

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

新世界写真 | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<八戸講演 | ホーム | ミニスカート>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |