あさくま2022-03-02 Wed 13:40
![]() 「てつや、今日の夜はあさくまだ!」 父のこの言葉に、僕は何度ときめいたことだろう。その一日はテンションマックス、学校が終わると嬉しくてスキップして帰宅した。 誰しも、幼き頃の憧れのお店って、あるだろう。それが僕にとってはあさくまだった。愛知県が本店のステーキあさくま。もちろん我が岐阜県にも進出し、僕はそこのハンバーグステーキが大好物だった。 食べ放題のサラダバー、呑み放題のドリンクバー、そしてオニオンソースがかかった熱々のハンバーグを、更に鉄板に押し当ててカリカリに焼いた。肉汁が溢れ、口内は幸福に満たされたあの頃。そんな思い出のお店が、なんと横浜の自宅近くに支店を出していることを知った。 早速ランチに出かけると、そうそう、ちょっと田舎っぽい内装に、充実したサラダバー。大好きだったコーンスープ、あの時は無かった牛すじカレー、そして目的のハンバーグステーキが。 ![]() 一口食べると、ちょっと甘めのソースに、肉汁がじんわり浸みる。大してウマくはないけれど、この味が間違いなく僕を幸福にし、非日常感を味わわせてくれた。そして美味しい母の手料理と、岐阜のレストランが僕の味覚の基礎を作ってくれたのだ。 ![]() 肉の味を噛みしめていると、色々なことを思い出す。どうしてステーキではなく、ハンバーグだったのか? それは兄が肉よりもハンバーグが好きだったから。兄の真似をして、僕もハンバーグステーキにした思い出が、心の内側から沸き上がってきた。 仲の良い父母の元に産んでくれて有難う。面倒見の良い優しい兄と姉を有難う。僕の心の基礎は、間違いなく愛する野村家が作ってくれました。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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