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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

新世界写真159

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心が上下左右に激しく揺れる。感動を押さえながら洞窟へ入ると、周りの岩肌が青みを増していく。彫刻刀(丸刀)で削ったような表面は、とても滑らかで多様な年輪が刻まれていた。
「ここが、マーブル・カテドラルで最も美しい場所さ!」
船長の甲高い声と共に現れたのは、丸眼鏡のような二つの円形模様。横へ流れる模様が、中心へ向かって渦巻いていた。それはまるで「蒼の殿堂」と呼ぶに相応しく、凪いだ水面がエメラルドグリーンやサファイヤブルーに煌めいた。
自然は最高の芸術家だ。こんなに緻密で気の遠くなるような時間を作品に封じ込めるなんて。
あまりにも神々しかったのだろうか?
僕は自然に両手を合わせ、その蒼の世界に頭を垂れた。
縦糸が「美」、横糸は「愛」で織られた壮大なタペストリー、それこそが自然の神髄なのだと教えてもらった。
ノムラテツヤ拝
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