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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

冷え性

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忘れない内に今の感覚を記しておこうかな。
1年前に髄内釘を入れて、足首に違和感があったと書いた。でも、そんな違和感よりも大きなことは、足先が冷えることだった。
生まれてこの方、末端冷え性に悩まされたことが無かったので、これには驚いた。右足は暖かくても、左足が早く冷えてしまうのだ。おそるおそる手から氣を当ててみると、右足も左足も同じように足裏に一瞬で抜けていく。
これはどういうことなのだろう? 僕なりの解釈はやはり髄内釘とボルトだった。足の脛骨の中心(髄内)にチタンの棒を入れているのだから、外から冷えた時にはなかなか温まらない。ダウンジャケットは羽毛が温かいわけではなく、羽毛と羽毛の間の空間が保温効果を生み出す。空間に体内の熱が入り込むことで、温かく感じるのだ。それと同じことが僕の足に起こっているのでは? 右足の髄内は空間。その中心部の違いが、両足の冷え具合の差になっているのだと。
髄内釘を抜いて、その予想が正しかったと知る。左足は抜いた瞬間から生気を帯び、血流が早くなった。冷えたところに両足を置いても、左足が右足よりも早く冷えることは無くなった。術後1日もたたない内に元の氣=元氣に戻っていく治癒力に、僕はただ頭を下げた。どれだけ精密な機械よりも、僕らの体は完璧に機能し、DNAで緻密に設計されているのだ。
だからこそ、僕は今日も足を撫でながら声をかける。「さぁ、一緒に行くよ。てつやなら出来るから。信じているからね」って。
                  ノムラテツヤ拝
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