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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

ゼロの世界

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人間はゼロから生まれ、ゼロへ向かって死んでいく。ここで言うゼロとは、何も無いのゼロではなく、陰陽が合一する安定のゼロだ。
赤ちゃん、そして死ぬ間際の人は、目に見えない不可思議な光を放っている。なぜかそれらを抱きしめると元気になり、その人の意志までもが伝達してくる。それは透明な光であり、圧倒的な美でもある。
そう、ゼロとは人間の源であり、行き着く先。芸術もしかり、芸術家たちは圧倒的な美を求めるため、様々なものを犠牲にしてゼロを獲得する。そこには完璧な理が内包し、見ている人たちへダイレクトにその氣が伝わっていく。
僕は多分、地球上のそんな光景や聖域を求めて今まで旅してきたのだ。そしてそれはこれからも地球と遊ぶために続けるフィールドワークなのだと思う。
でも、ゼロを求める旅は、そろそろ終わりなのかもしれない。だって、外にあると思っていたものが実は内側に、遠くにあると思っていたものが身近にあると知ったから。ゼロは逆位相の氣を入れることで生まれ、それらは絶対的な美として輝き始める。僕は写真家なので、言葉ではなく写真でお見せしましょうか。
使ったカメラはiphone、さっき散歩している時に撮ったものです。この中にゼロの風景が2つあります。そしてひとつは少しだけプラスの方へ偏っている風景。そう、僕はゼロを感覚で測っているわけではありません。しかるべき手順で科学的な手法で計測しています。
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自然も人間も平らかに美しく生かさせてもらうために、この青き惑星を選んでやって来たのでしょう。
                 ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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