インカ道2010-08-25 Wed 07:00
![]() カパック・ニャン。 この言葉を聞いて、意味の分かる人は、よほどのインカ通だろう。 カパックニャンとは、インカ道のこと。 インカ時代、チリ、アルゼンチン、ボリビア、ペルー、エクアドル、コロンビアの6ヶ国を治めたインカ帝国は、それぞれの地に血管のように無数の道を作った。 何かが起こった時には、そこを飛脚が走り、情報を素早く伝達したのも、インカが長く栄えた理由だ。 インカ皇帝は、他の皇帝が作った道を使用せず、その道の脇に、自分がまた道を作る。そんな場所をペルーで何個も見てきた。 ![]() 阪根ひろちゃんの最も好きなインカ道にも連れていってもらった。 ナスカとアレキパのちょうど中間、チャラの近くにその道はあった。 今現在、ペルーではその道が忘れ去られ、どんどん不法侵入する人たちによって破壊されている。例えば、山の方から砂漠にやって来たペルー人が、不法にそこに家を建てて住み始める。しかし、その場所には、一本のインカ道があった、という風に。 ![]() それを数年前から、保護し、世界遺産に登録させようという動きが見られる。 それはとっても良いことだと思うし、出来れば世界遺産になって欲しいと思う。 その写真展が、なんと岐阜駅の構内で開催されているというのだ。 少し前、東京で開催されたナスカ展で、使われたものを岐阜に持ってきたという形で。 カパックニャンは、色々な人の写真で構成されていた。 マチュピチュは勿論のこと、星と氷の祭りの写真もあり、岐阜駅なのに、そこにアンデスの風が吹いているような清涼感があった。 ![]() 全部で50~60点くらいだろうか。道を行きかう人も、足を止めて、見入っていた。 見たことの無いアンデス奥地のインカ道。 ![]() マウンドは昔からの住居跡なのだろう。 そして芸術的な針のような岩と蒼い空、インカの道は、今も変わらず続いている。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタンをクリックお願い致します! ↓ ココをクリック! ![]() |
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