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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

Iさん

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嬉しいことがあった。仮にその女性の名をIさんとしようか。
Iさんは、自分が主催する国内ツアーに幾度も参加してくれ、毎回素直に自然から氣を受け続けていた。
分岐点は今年2月に開催した土佐隊。舞台は唐人駄馬だった。僕がすることは1つだけ。世界は素敵な氣で創られていて、ここからが下界、ここからが天界。その氣の違いを皆に全身で感じてもらう。目に見えない氣、怪しい氣ではなく、誰もがその存在を感じることが出来る。神社の鳥居をくぐったときに、厳かな氣に包まれたように。
ここからが下界、ここからが天界。その境界線に入ると、細胞自身にひとつの世界が刻まれる。それは生涯の宝物となり、その時の感覚を思いだせば、それらは空間も時空も越える。
皆で太忠岳を登っていたときのこと。8合目に当たる場所に大きな磐座があり、そこから場が変わった。息を切らしながら登っていたIさんは、そこで唐人駄馬を思い出し、自然と繋がることに。それ以降は嘘のように体が軽くなり頂きまで一直線。そして帰り道に山の心臓部にお連れし、そこでゼロの氣を感じてもらった。岩に体を寄せ、感じると、奥へ落ちていくような感覚に。目を開けると、周りの世界が変わっていたという。
その時の感動が、Iさんのメールに凝縮されていた。

大きな岩の回ったところで懐かしい唐人駄馬と同じ気を感じ、嘘のように疲れが取れ自然に涙が出ていました。
そこからは見えない手で押して貰っているようでした。そして、天柱石。迫力に圧倒され、その眺めはこの世のものではないようでした。
瞑想、岩に額をつけると暗い闇が現れ、その中に入っていくような気がしました。その後の下りも応援してくれる見えない手に導かれらように脚が動き、吊り橋を渡る時に流れる水と岩を見て、ずっとずっと前からいつでも誰のことも無条件で愛してくれていたことが、打たれたように分かり涙が出ました。
大きな木のうろに入り、懐に包まれた時間も忘れられません。
帰宅後、世界が変わりました。包み込んでくれているのは屋久島の自然だけではなかったです。街の木も運動場の木も話しかけてくれたのです。

僕は一人でもこんな風に自然からの愛を感じられる方が増えるよう、国内ツアーを開催させてもらっています。
Iさん、おめでとうございます。これからの人生、もっと、もっと楽しくなりますよ。
            ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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