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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

新世界写真213

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愛するウユニ塩湖へ来てもらったなら、今出来うる全てを体感して欲しかった。
ガイドのDに「いつもの場所で探そう」と提案し、車の速度を落とした。遠くにはいるが、まだまだ。最初の初対面って、とても大切だから。
「てつや、あれは?」
「もっと近くで」
10分くらいそんなやりとりをしただろうか。2人が「あれだ!」と声を揃えた。乾燥した原野に飛び出すと、そこには立派な雄がこちらをジッとにらんでいた。
ビクーニャ。
世界最高の毛皮が取れる、野生動物(ラクダ科)だ。その背後には、雌や子供たちが。ハーレムの長は、家族を守るために最前線で命を張った。その凛とした佇まいの美しいこと。旅の仲間たちもぞくぞくと車を降りて、その気高い姿に見入った。
そして次は、スーパーフードで名高いキヌア。今の季節、キヌアは収穫期を迎え、真っ赤に穂を色づかせ、実をパツンパツンに付けていた。それらを自分で触って、感じる。大切な自分の体に入れるものは、やっぱり直に触り、どうやって作られるのかを知らないと。
自己責任&体感主義。多分、僕がやりたいツアーはこれだ。自分のことはまず自分でやり、出来なかったらアテンド側が全力で助ける。事前にスケジュールの詳細を知らせるのではなく、目の前で起きたことを自身で感じ、考えながら楽しく進んでいく。それが日々の生活にも必ず繋がっていくと思うから。
ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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