イシイルカ2022-07-09 Sat 13:56
![]() 何度も逢っているのにその全貌を捉えられない。 それが僕にとって知床のイシイルカだった。まるで弾丸、高速で泳ぎ回るためなかなか撮影できない。何より船が寄ると一気に逃げ、近寄らせてもらえない。 ![]() 背びれが出ると、一気に波しぶきが前方に上がり、その姿はとても神々しい。 ![]() なんとかイシイルカを間近で撮影出来ないかな? ここ近年ずっと思っていたことが現実になった。 船の船長を変えて臨んだ撮影。野生動物たちは、やっぱり運転手を見ている。追い回しているのか、それとも尊敬を念を抱いて待つのか。僕らの船長は後者だった。遠くにいたイシイルカが、ぐんぐん寄ってきて、船の舳先をイルカのように泳ぎ出す。まるで夢を見ているのかと何度も目をこするが、イシイルカの飛沫が顔にかかって現実に引き戻される。 ![]() それにしてもどうだろう、この高速で作られる波の造形美は、そして美しき流線型のボディは。 ![]() 水族館ではあまりに高速のため水槽にぶつかって亡くなる恐れがあるため、飼育不可のイシイルカ。国内で見たいなら、どうしても知床の海に出る必要がある。 ![]() 僕はこの撮影行で船長こそが最も大切なのだと気づかされた。船の動き、音、そして操舵術をイルカや鯨類たちは、注意深く見ているのだから。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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