新世界写真2722022-07-17 Sun 15:14
![]() 早朝、サガリバナは役目を終えたように、ポタッ、ポタッと水面へ落ちていく。 手裏剣型のガクが重いため、そこが水に当たり音を出すのだ。静寂な中を、一つ一つが落ちゆく音に耳を澄ませる無上の幸せ。 花に顔を近づけると、受粉を助ける蜂たちがせっせと蜜を吸っていた。蜂が花の中に潜った瞬間、サガリバナはその重さに耐えきれずに落ちていく。つまり、サガリバナの目的は蜂ではなく、夜に訪れる蛾や蟻たちに受粉を手伝ってもらっているわけだ。 目の前で起こることは、すべて植物たちからの智慧。そこに自然界の循環があり、多様性があり、美が隠されている。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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