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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

印籠

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サガリバナ隊は前半、真ん中、後半隊と計120人ほどをアテンドさせてもらったが、幾度かトラブルがあった。
前半隊参加のSさんは、羽田で飛行機に乗り遅れてしまい、「旅自体を諦める」と電話をもらった。「一緒に考えましょう」と伝え、飛行機の時刻表とにらめっこ。とりあえず、夕方に石垣島まで来てもらう便に振り替え、翌朝の早朝フェリーで西表島まで来てもらうことに。でもサガリバナ隊は、早朝の5時から花がポタンポタンと川面に落ちるのをカヌーで見るので、8時過ぎに西表島に到着するSさんは間に合わない。でも幸せになる道は必ずあると考えた策、それが全員で早朝カヌーから戻り、再度、僕だけでSさんをマングローブの森にお連れすること。そうすれば誰にも迷惑は掛からず、Sさんも静かな森を思いっきり楽しめるだろう。トラベルの語源がトラブル、問題は起きて当然なのだ。大切なのは、どう対処していくのか? それは長き人生にも深く関わっていくような氣がする。

サガリバナ前半隊の旅では、飛行機に間に合わず、万事休す⁉️だった所、万難を配してサポート頂いたおかげで、貴重な体験と掛け替えのない時間を過ごすことが出来、言葉では言い表せない感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました。超特別枠でセットして頂いたサガリバナの鑑賞、鏡のような静寂の川面に映るマングローブや森の景色、歌う様な鳥の声、木々の隙間から注がれるお日様の光、水面に浮くたくさんのサガリバナ❣️哲ちゃんを独り占めしてお連れ頂いたひと時は、アクシデントも吹っ飛ぶ体験になりました。
数年前、団体旅行で主人と参加した沖縄の旅、川平湾の海岸までの車窓の景色や変わらぬお店、湾の白い砂、グラスボートで見た海底の景色etcタイムスリップした気分と主人の居ない現実の切なさも感じながら受け止めていくんだな〜とちょっとウルウル、そして今回は一人で歩く時間もあり、道を尋ねたバイクに乗った年配の女性が、他の信号で表れて声をかけてくれたり、ゆったりした優しさにも触れ沖縄が好きになりました。超多忙の中、みんなが心ゆくまで楽しめる様、元気に企画サポートして下さる懐の深い哲ちゃんを間近に見て、やっぱり超人だ⁉️と実感した次第です。そして、石垣島でも西表島のホテルでも野村哲也さんは水戸黄門の印籠の様な存在でした。ホテルの方が哲ちゃんに全幅の信頼を寄せていられるのを感じました。
最後になりましたが、哲ちゃんに飲んで頂きたい日本酒があり、お送りしたいのですが、日本はいつご帰国されますか?
大磯のカヤだらけだった耕作放棄地を開墾し無農薬無肥料、天日干しでお米を作って13年目は酒米の山田錦から、江戸時代の製法『十水仕込み』で無濾過の『僕らの酒』を茅ヶ崎の熊沢酒造が作ったそうです。  Sより

あはは、水戸黄門の印籠って。もしそのように感じてくれたのであれば、僕がホテルや現地スタッフに全幅の信頼を置いているからだと思います。全員が圧倒的に楽しみ、自然に抱かれることで、地球を深く愛するようになる。それこそが「ディープツアー」の真髄ですので。僕らの酒、楽しみにしております。
               ノムラテツヤ拝
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