新世界写真2882022-08-02 Tue 09:07
![]() 北海道だと知床、阿寒岳、大雪山系にしか生息しない、高山植物の女王「コマクサ」。コマは駒、つまり「馬に似た容姿の花」が語源だ。 K山のてっぺんからの両脇は、砂礫質のガレ場。そこに可憐なピンク色が点在した。奥へ行けばいくほど、その数は増し、まさにコマクサの花園に。360度女王に囲まれた。 「ここまで密集している場所って・・・」 今までの体験を思い返す。日本国内でもわずか20座しかコマクサは確認されておらず、有名なのが白馬岳、蓮華岳、燕岳のトリオだ。そのすべてに足を踏み入れたが、ここまで広範囲でギュギュっと密集はしていなかった。 「ここが日本一のコマクサ花園かもしれないな」と呟きながら、雨粒を抱いた花弁を見た。本州よりも、更に濃いピンク色は、まるで内側から燃える命を発光させているかのよう。 花を見つめ、内なる自分を観る。自然はいつも、最上の先生だ。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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