頬杖土偶2022-08-14 Sun 12:36
![]() 人も自然も動物も、そして漆塗りも土偶も変わらない。 一度だけ逢って全部分かろうなんて、虫が良すぎる。何度も何度も出逢うことで、氣が重なり絡まり合って来る。 土偶は特にそれが強いのかもしれない。北東北に来たからには、避けては通れないご神事のようなもの。それが八戸の是川縄文館だ。この辺りは日本一の漆産地であり、今ではもう作るのが難しい高度な漆器を存分に見ることが出来る。 ![]() ![]() そして、まさに土偶オールスターズと呼べる層の厚さ。炎のような土偶から、頬杖している土偶、そして国宝の合掌土偶までずらりと並ぶ。 是川に入ると、なんだかザワザワした。二階へ上がると、なんと土偶たちが「よく戻ってきた、また遊びに来たの?」と、わーわー話しかけてくる。 「うん、だって好きだから」 頬杖土偶さんの前に座れば、聞く前から「どうして腕を絡み合っているのか」を教えてくれる。 「へその緒が二重に絡まっちゃってね・・・」 ![]() 祈りを込めてモノを作るとは、とどのつまり命を吹き込むこと。それは何世代にも渡って生き続けることになる。 「どうやったら話せるようになるかって?」 それは日々の鍛錬。相手に氣を合わせると、記憶の鍵が開くのです。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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