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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

日本で一番行きたい場所

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10歳から一人旅を始め、18歳で47都道府県のすべてに足を踏み入れた。18歳からは大学生になったこともあり、バイトをしてお金を貯め、憧れの海外へ。そこから30年間で151カ国を歩いてきた。
海外へ旅しながらも、足元の日本は北から南まで行きたい地には足を幾度も運び、母国の奥深さに心を震わせた。
「野村さん、日本国内で、もう行きたいところなんて無いんじゃないですか?」
講演をするたびに、そんな質問を受けたが、僕は常に首を振った。
「僕にはまだ行きたくても行けない場所があります。日本人、それも男性に生まれたからには、必ず訪れようと思っています」。
その場所は海の正倉院と呼ばれる「沖ノ島」、宗像市の辺津宮、大島の中津宮、沖ノ島の沖津宮に祀られる宗像三女神の聖域だ。
影響力のある方や、力のある方に出逢えば、ことあるごとにダメモトで「沖ノ島へ行きたい、行きたい」と口に出していたが、いかんせん、世界遺産に認定されてから、この島への上陸規制が厳しくなり、良い所までは行っても、結果すべてご破算となった。女人禁制の島でもある沖ノ島、日本男児に生まれたからには、何としてでも行ってみたい。断られれば断られるほど、行きたい想いが募った。
去年、ある旅でTさんと出逢ったことで少しずつ沖ノ島プロジェクトが動き始める。なんとTさんは宗像大社のA権宮司と友人だという。そこから話はじわりじわりと進み、ようやく今へこぎ着けた。羽田から飛び立った飛行機は、雲を巻いた富士山上空を飛び、目的地の福岡空港へ。ご縁のある男女20名で、まずは宗像大社へと向かった。
               ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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