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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

古今東西

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古今東西、様々な書物で記され、映画で語られてきた。
「癌で寿命があと僅かです。そう宣告されて初めて自分の持ち時間を意識する。そして周りの風景が光り輝きだす」と。
なんでかな? どうしてこれほどまで記され、語られているのに、皆、健康な時にその境地へ至らないのだろう?
この前、友人にそんなことを話していたら、驚くべき答えを教えてくれた。
「てっちゃん、みんな忙しくて、自分の時間にかまってられないんだよ」
「えっ、自分の時間を生きていないってこと?」
「うん、だから癌と宣告されて、初めて自分の時間を感じるんだよ」
そんな馬鹿なと思ったけれど、もしそれが本当なら、なんて悲しいことだろう。それまでその人の体は文句も言わずに、毎日一所懸命に働いてきた。癌が宣告されたら、今度は「なんで俺が」となる。そりゃぁ、体は怒るわな。「お前は何様だって」。僕なら、間違いなく暴動を起こします(笑)。
ねぇ、そろそろ、そんな悲しいループに陥るのを止めませんか?
少しだけ自分の人生の持ち時間を考えてみませんか?
あと寿命が1カ月しかなかったら、あなたは何をしますか?
「行きたいところに行く、逢いたい人に逢う」。殆どの人がそれを望むでしょう。でもその先は?
「家族や仲間、愛する人たちと一緒にいる」。最後はそこへ行き着くのでしょう。
だったら、それを今、してください。今、その時間を作って、愛する人たちを楽しませて下さい。寿命が短くなってからするなんて勿体ない。寿命がまだある内だからこそ、もっと周りを大切にするのです。目の前の仕事や稼いだお金も勿論大切です。でもね、人が最後に望むのは、緊張感よりも安らぎ。そちらの世界観へ少しずつシフトしていきませんか?
                ノムラテツヤ拝
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テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

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