行き先2022-11-15 Tue 08:56
![]() 最近、若者たちからの質問メールが多い。 「伊勢神宮の周りの磐座も含め、野村さんの行く場所は、観光ガイドはもちろん、ネットにも載っていないところばかり。どうやって、そんな場所を見つけるのでしょうか? 探し方などがあれば、ぜひ教えて下さい」 誰も知らない場所を知るためにしていることですよね? それは誰よりも歩き、誰よりも多角的な視点で見続けることです。少し分かりにくいかもしれないので、ひとつの例を挙げますね。 まず、最初は本などを見て、行きたい場所を決め、そこへ行く。素敵なところでしょうから、自分を入れて記念写真を撮り満足して帰ってくる。僕は、これが昔から嫌いでした。人のなぞったところを歩くだけなら、僕以外がやれば良い。自分の大切な時間をそこへ使いたくなかった。では、どうするか? 本を見て行く場合は、著者の視点ではなく、僕だったらどのように見るか? 現場に行っても、その周りの風景、そして裏の風景を探すことで、現場と自分の関係性を少しずつ濃くしていったのだと思います。 もうひとつは、世界や日本の大自然は、各地でエネルギーの質が違います。それらを20代から収集するように、記憶してきたことも大きいと思います。香りと表現しても良いです。この香りはどこかで嗅いだことがある、次の瞬間、その思い出がパッと脳裏に浮かんだことはありませんか? そう香りと記憶、エネルギーと記憶は密接に絡み合っています。だから、初めて行った場所でも、何処かと勝手にリンクする。後はそのエネルギーに身を委ねると、誰も知らない間(あわい)の場所へ、連れて行ってくれるのです。 以前から書かせてもらっている通り、愛よりもお金よりも大切なもの、それは時間です。だから、その有限な時間を誰かの追随で使うのか、誰も見たことがない視点で、誰も行ったことのない場所を、誰も書かない書き方で使うのか、それは自分自身で決めれば、そうなっていきます。若者の皆様、少しは分かってもらえたかな? ちょっと心配ですが、何か疑問があればいつでも連絡下さいね。 日本は素晴らしい色彩に包まれています。今年の紅葉はアタリですね。今日も森の中です。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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