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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

夢の島

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2022年は青ヶ島の旅から始めたっけ。
まだ骨折による髄内釘を入れていたけれど、自由に動き回れることが嬉し過ぎて、飛び跳ねていたな。
3月に抜釘の手術を受け、4月には完全復活。そこから屋久島、礼文、知床、西表、アイルランドと速度を上げた。151か国目のアイルランド、海外ってこんなに楽しかったっけ? やはり人間は振り幅が大切。コロナ禍で日本を広く深く旅した反動で、海外で見えるもの、感じることが違ってきたのだろう。そして8月からは女神たちと遊んでもらうことになる。
この12年間、ずっと夢を叶えるために、口に出し続けてきた。「日本男児に産んでもらったからには、沖ノ島へ行きたい!」と。九州の宗像神社には、3つの聖社がある。本土の辺津宮、大島の中津宮、そして沖ノ島にある沖津宮だ。海の正倉院と形容される沖津宮は、昔から現在まで女人禁制、そして入島には制約があり、世界遺産になってからは更に厳しく管理されるようになった。
でも、僕は行きたい。力のありそうな友人知人、コネクションの強そうな方に逢うと、「僕は沖ノ島に行きたいです!」と伝え、力になってもらえないかと懇願した。かなりいい所までは行くのだけれど、やはり最後は宗像大社との折り合い、世界遺産との兼ね合いで跳ね返されてしまう。でも礼文島を旅していた時のこと。尊敬するK先生から、こう諭された。
「てっちゃん、沖ノ島へ行くには、人を頼りにするのではなく、自分が行きたいという強い想いにフォーカスしなさい。てっちゃんが沖ノ島から呼ばれるよう準備してれば、天は必ずてっちゃんをそこへ導いてくれるから」。
この言葉が転機となった。それなら簡単だ。どうして僕が沖ノ島へ行きたいのか? それを神々へ、天へプレゼンすれば良いのだから。毎朝それを行っていたら、周りがざわざわと動き始めた。そしてついにその想いが結実していくことになる。書きたいと思っていたけれど、あの図太い体験を消化するのに、今まで時間がかかってしまった。でも、あの体験があったからこそ、その後の伊勢神宮の奇跡旅へと繋がっていく。伊勢神宮のご祭神「天照大神」の娘、それが宗像神社のご祭神「宗像三女神」だった。
              ノムラテツヤ拝
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