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写真家・野村哲也が贈る“地球の息吹”

御機嫌さま

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奄美大島から与論島へ向かうフライトは欠航。鹿児島空港も大雪のため全便欠航。それを聞いても、僕はただ、ひたすら自分のご機嫌を大切にした。
何かトラブルが起きた時に、巻き込まれてしまう人、巻き込まれない人がいる。その理由を知っている人は、世の中にどれくらいいるのだろう?
巻き込まれる人は、遅れたらどうしようと恐れ、心配する人。巻き込まれない人は、常に自分で自分のご機嫌を取れる人。心の機微が体の内側へ現れ、それと同じものが外側の世界へ転写する。だから、心配している人のところへは、心配ごとがもっと押し寄せてしまうのだ。
与論島の小さな空港へ向かうと、チェックインカウンターで「沖縄からの風だけが問題ないので飛べます。すぐに乗ってください!」と小さな機体へ押し込まれた。そして、たったの40分で那覇空港へストンと着陸した。今はラウンジでオリオンの生ビールを呑みながら文章を綴っているが、これからANA便で羽田へ戻ります。
「もし、ご機嫌様でいて、欠航したらどうするのですか?」
誰かにこんな質問をされたら、僕の答えは決まっている。
「天がまだこの島にいなさいって教えてくれている。だから外へ出て、島をもう一度隅々まで歩いてみる。その奥にまだ見ぬ、気づけなかった絶景が広がっている」と。トラブルに巻き込まれた時は、心をご機嫌様でいさせること。それをしても無理なら、それは自分の力では仕方のない天の力が働いているのです。僕が僕であるために出来ることは、自身のご機嫌を取り続けること。さて、そろそろ搭乗口へ向かいますね。明日からのクリスマスは、横浜で迎えます。
             ノムラテツヤ拝
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