アテンド道2023-01-22 Sun 08:53
![]() ふふふ、良いぞ、良いぞ。この3年間、この圧力から離れていた。国内deepツアーと海外deepツアー、これはやはり海外ツアーの方がリスクが高く、万全の準備が必要となる。タッキーと行くペルーツアーも、ようやくメキシコ周りの安い航空券を、旅行会社社長と航空会社のCEOの力で手配させてもらえることになった。 みんなが幸せになる道を考え抜く。爆発的に楽しい旅になるよう、圧巻のピースを当てはめていく。そもそも、このペルーツアーは、今から21年前、僕が27歳の時にリマ在住の阪根ひろちゃんに逢うところから始まった。その時僕は南米のチリからペルーへ入ってきたが、あまりにひろちゃんがチリの食文化を馬鹿にするので、キレた。 「そこまで言うのであれば、ペルーで満足させてくれるのでしょうね?」 喧嘩を売ったまでは良かったけれど、それから2週間、阪根ひろちゃんは昼、夜、昼、夜、とリマのあらゆるお店で美食を体験させてくれた。2週間後、僕は土下座をして、ひろちゃんに言った。 「僕が間違っていました。ペルーはウマい、すみませんでした」 「分かれば良いんだよ、分かれば」 「これほどまでに美味しい食事を僕だけで味わうのは勿体ない。もし可能であれば、ペルーツアーを作りますので、阪根さんアテンドに入ってもらえませんか? もちろんガイド代は払います!」 あれから21年、ペルーツアーは毎年の恒例行事となり、ウユニ塩湖や、イースター島とも組み合わせながら、1年に大体2度のペースで訪れた。ツアーの終わりには、必ず参加者にアドバイスを貰い、翌年にはブラッシュアップ。だからこそペルーツアーは円熟度を増し、無双状態となった。 何も心配はいらない、、、そう思いながらツアーの準備をするものの、ポストコロナで僕は今までと違う想いに捕らわれていた。ペルーツアーは、阪根ひろちゃんと自分、二人でやらなきゃ意味がない。でも、阪根ひろちゃんも74歳を迎え、いつまでアテンダーをしてくれるかが秒読みになってきた。阪根さんがどこか体を悪くしてるわけではないですよ。でも少しのバランスの崩れで、アテンダーは出来なくなるのです。ツアーで、お客様にかかる負荷が1だとしたら、アテンダーはその10倍~20倍かかります。いくら自分が全力でフォローしても、必ずその時はやって来てしまう。だから、僕は怖い。でも、それと同じくらい、今年は2度もアテンドのチャンスがあることが嬉しい。 僕のアテンドの先生は、御犬さまの小林正樹さん、そして御猿さまの阪根ひろちゃん。20代から、二人にアテンド道を背中で見せてもらい、時に手取り足取り、教えてもらった。次は僕が引き継ぐとき、そして渡していく番。でも、僕はまだまだ二人から勉強したいんだよなぁ。人生って、残酷で美しいものなのでしょうね。最近、特にそう感じます。まずは、目の前のことを丁寧に。ペルーツアー、全力で積み重ねます。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
コメント |
コメントの投稿 |
|
トラックバック |
| ホーム |
|