新世界写真4582023-01-24 Tue 13:13
![]() 今まで世界中、日本中で夕日を撮影したが、僕は天草からが好きだ。柱状節理のようなゴツゴツした岩が赤く染まり、200度は広がる水平線に線香花火色の玉が落ちていく。波の音は穏やかで、すぐに生命は同化する。ワンネスという言葉が使われて久しいが、僕の感覚ではただ溶けるという感じ、「メルト」の方が近いかな。 写真の師、星野道夫さんが友人のKさんと二人で夕日を撮影していた。Kさんが、こう聞いた。 「なぁ、道夫、どうやってこの美しい夕日を愛する人に伝えるかい?」 「なにもしない、この美しい夕日を見て、心が震える感動をする。そして感動によって自分が変わる。その姿を見てもらって、今日の夕日がいかに美しかったのかを愛する人に感じてもらう」。 僕が師から聞いた大切な話のひとつ。大切なのは目に見えるものではなく、むしろ目に見えない方なのだと。 ノムラテツヤ拝 ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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