師との邂逅2023-06-09 Fri 12:57
![]() 波が少しずつ小さくなっていく。手元のiphoneで潮位を調べると、あと数分で干潮だ。 「周りを注意深く観察せよ」 そうか、自然はそれを教えてくれようとしていたんだ。僕はすぐに靴を脱ぎ、海へ入った。遠浅の海で、干潮だからこそ波が穏やかになる場所があるはず。膝まで浸かりながら、その一点を探す。 ココだ、波は少しずつ引き、やがて利尻岳が海面に姿を映す。まるで鏡面張りだ。自身の氣を周りと溶け合わせ、無意識の意識でシャッターを押す。干潮は一瞬だ。今までの経験を総動員し、満月の光を七色に輝かせる。 ![]() 上下に写り、中央に月光が煌めいた。僕の後ろに誰かがいる。僕の手に誰かが触れている。それは優しく、懐かしい感じ。あっ、この風景を呼び込んでくれ、僕を動かしたのはあなたですね。久しぶりにこんなに近くエネルギーを感じられました。後ろを見ると、写真の師である星野さんが一緒に利尻岳を見つめていた。 ノムラテツヤ拝 ![]() ランキングに参加しています。“地球の息吹”を楽しくご覧下さった方は、ぜひ1日1回「人気ブログランキングへ」ボタン ![]() ![]() |
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